生活スタイルの変化で、新築では和室のない住まいも増えています。でも一方では和室の持つくつろぎ感や畳の癒しなどが見直されています。最近のリフォームでは、ただ内装をきれいにするだけでなく、内装を明るくして開放感を持たせリビングとつなげたり、広いリビングの一角に和室や畳スペースを設けたりするケースが多くなっているようですが、多目的に使える和室は、その用途に応じたリフォームプランが大切です。
●リフォームのポイント
■内装材
和室の床材といえば畳。吸湿性に優れた素材ですが、近年カビやダニの問題で健康に配慮して畳床にひのきや炭を使った畳など色々な畳が登場しています。デザイン性では、縁のない琉球畳やカラー畳も人気で、畳暖房も注目です。壁材は伝統的なジュラクだけでなく、珪藻土を使った塗り壁や和紙のクロスなどが落ち着いた空間づくりにおすすめです。
■収納
和室は押入の使い方がポイントです。収納物に合わせて効率よい収納を計画します。客間として使う場合はあまり家具などは置かず、飾る部分も考えて。寝室として使う場合はクローゼットにするのもいいでしょう。床下収納などもおすすめです。すっきりとさせることが和室の収納では大切です。
■ 窓
基本的に和室の場合、引き違いの窓に内障子が入っていて薄暗い印象です。明るくしたい場合は窓を大きくしたり、増やしたりしますが窓を取替えしない場合でも、内障子を和紙のブラインドやロールスクリーンにするだけで印象が明るくなります。また雨戸は採風・採光ができるルーバータイプの雨戸に変更すれば、明るく快適に過ごせます。
■ 照明
和室の照明は客間、寝室など用途に合わせて選ぶことが大切です。茶の間として使う場合は明るめの蛍光灯、客間は落ち着いた白熱灯など。また、最近は天井にぴたりと設置できるシーリングが主流ですが、竿縁天井・格天井などの本格的な和室にはペンダントが適しています。天井をすっきりさせたい場合は埋め込み器具もおすすめ。空間の演出には和風のフロアスタンドが最適です。
■ その他
和室を茶の間として使う場合は、床暖房や堀座卓を設けたり、床をリビングとフラットにつなげて一体化させるといったプランがおすすめ。また逆に和室の床高を30㎝くらい上げて床下を収納にし、空間の変化と収納を両立させるなどのプランもあります。

