A様邸(豊明市沓掛町)
建物種別/木造2階建て
築年数/20年
工事期間/3週間
リフォーム完成/2020年6月
今回リフォームした所
●屋根のガルバリウム鋼鈑カバー工法
●ベランダFRP防水
●破風板板金包み
●外壁コーキング打替
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
我が家は、築20年の木造住宅です。屋根がボロボロと剥離が目立ち始め、雨漏りの心配もあったので、今回、屋根の改修工事をお願いしました。
Q2.サンリツホームに工事を依頼したのはなぜですか?
以前にも、屋外や屋内の小修繕で3 回ほどサンリツホームさんにはお世話になっています。その折に、屋根の改修の必要性をアドバイスしていただいたことや、依頼の電話を掛けてからの対応が迅速で、修繕までの運びがスムーズだったので、今回もお願いすることにしました。
大きな改修相談は初めてでしたが、工法や商品選びもこちらの予算や要望を踏まえ、プロならではの目線で提案してくださいました。どんなことでも気軽に相談でき、いつも笑顔で対応してくださいます。その気安さから、ベランダの防水工事と破風板の板金包み、その他の細かな修理も追加でお願いしました。
Q3.工事を終えての感想をお願いします。
職人さんも礼儀正しく、玄関上の入り組んだ屋根や破風包みなど、丁寧な作業をしてくださいました。破風板は、7年前に外壁とともに塗装したのですが、ペンキが剥がれてきていました。それで、今回は塗装ではなく、板金包みにしたことで、道路側からの家屋の見栄えがグッと良くなりました。
近年の猛暑で、2階の部屋の暑さにうんざりしていましたが、新しい屋根材には断熱材が付いているので、室内温度が約3℃は下がるとのこと。思いがけず室内の困りごとまで解消されました。
これで、今後の梅雨の時期や、台風シーズンを迎えても大活躍してくれそうです。サンリツホームさんは我が家のホームドクターです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Q4.リフォームのポイントは?
屋根材にも流行り廃り 今だからわかるデメリットを伝え 最適な改修方法を実現
A様邸は、築20年の木造2階建て住宅で、屋根はカラーベスト葺き、外壁は窯業系サイディングが施工されていました。7年ほど前に一度、屋根や外壁の塗装をされていたのですが、屋根材が層間剥離してボロボロとはがれ落ちていました。
実はこの屋根材は、ニチハ株式会社の「パミールA」という商品で、化粧スレート系の無石綿屋根材として1996年~2009年に発売されていました。当時は、人体への悪影響からアスベスト(屋根材に強度を持たせる役割がある)が社会問題となっていましたので、アスベストを使用していない屋根材として大変注目されていた商品です。
しかし、アスベストの代わりにパルプ繊維を使用したことで吸水性が高くなり、雨などで劣化が早くなるというデメリットが発生しました。劣化によって先端から浮き上がってしまい、中に雨水が入り込んで雨漏りしたり、台風などの強風で剥がれたりするというトラブルも明らかになったのです。
こう言った問題があることを知らずに、前回の塗装屋さんが塗装をされていましたので、塗装後数年ではがれ落ちてきたのです。このパミールが施工されている屋根の場合には、劣化状況により、カバー工法、または葺き替えしか選択肢がありません。築後11~24年ほどで、屋根の塗装をご検討の方は、塗装の前に図面でご確認いただくか、外装劣化診断士にご相談ください。