K様(名古屋市名東区)
建物種別/木造2階建て
築年数/45年
工事期間/約3日間
リフォーム完成/2022年11月
今回リフォームした所
●床補修工事
●畳表替え
●襖貼替え
●木製建具クロス貼り
●排管の高圧洗浄
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
家が古くなってくると、いろいろと不具合が出てきて困ったものです。7月頃には、電気温水器の取替えと庭のフェンス工事でお世話になりましたが、今回は1階と2階の和室にある、畳と襖の張り替えをお願いすることにしました。
Q2.サンリツホームに工事を依頼したのはなぜですか?
ずいぶん前にも一度、サンリツホームさんに張り替えていただいたのですが、経年劣化により、畳のよく歩くところが擦れて靴下に引っ掛かるようになってきました。また、襖も日焼けやシミで汚れてきましたので、お正月を迎える前にリフレッシュしておこうと思いお願いしました。新しい畳は、青々とした若草色でい草のいい香りがいっぱいです。襖は私の好きな桜の花で、1階は総柄、2階は裾柄にして雰囲気を変えていただきました。
Q3.何かお気付きの点や、感想などがございましたらお願いします。
畳と襖がキレイになったので、壁もリフォームしたくなりましたが、それは次回のお楽しみ!海外に住んでいたことが長かったこともあるのかも知れませんが、もう少し和室の魅力を楽しんでみたいと思います。
工事期間中には庭の下水マスが詰まって、高圧洗浄をしていただいたり、ドアの開閉がスムーズにできないところも修理していただいたりしました。普段の生活の中で起こる些細なことですが、どこに頼んだらいいのかわからずに悩んでいたことが直ってスッキリしました。古い家なので、これからもお世話になると思いますが、サンリツホームさんを頼りにしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
リフォームのポイント
畳と襖の張り替えは 日本の豊かな風情や文化を 明日へ伝えることにも通じる
今回ご紹介させていただきます神奈木様邸は、築45年の木造2階建ての住宅です。今回は、畳の表替え、襖の張り替え、外部下水マスの高圧洗浄工事をさせていただきました。
K様邸の畳は、ワラで作った床で少々へこみはありましたが、しっかり乾燥させてから、「熊本産のい草」で表替えをしました。襖は糸入り紙の「のれん」シリーズです。前回のときには無地を選ばれましたが、今回は明るくしたいということで、桜をモチーフにした2種類の柄です。日射しで傷んだ木製ドアは、木目柄のクロスで仕上げました。。
最近の住宅やマンションでは、洋室が主流になり、和室自体が減少してきました。ここ30年間で約3分の1まで減少しているそうです。そのために、畳の表替えや襖の張り替え依頼もとても少なくなり、残念ながらこのまま衰退してゆくのではと危惧されています。しかし、畳や襖は日本の気候風土に合った優れた建材で、調湿効果やリラックス効果といった自然素材ならではの魅力があります。また、環境問題を語る上で欠かせない、サスティナブルな構造(同じ下地材を使って何度でも張り替えが可能)の畳・襖の文化や技術を絶やさないように、伝えていけたらと思います。
最後は、外部下水マスの高圧洗浄です。これまでの地震や地盤沈下によって、排水マスが沈下し、下水管の勾配不良が見受けられました。そのために油やごみが詰まっていましたので、高圧洗浄車にて洗浄して流れるようになりました。これからしばらくは様子を見ていただき、また詰まるようであれば、配管をやり替える必要があると思います。時々は下水経年劣化の和室をリフォーム マスの状況をチェックされることをお勧めいたします。
(※画像は担当の石田部長)