A様（名古屋緑区）
建物種別／鉄筋コンクリト作り2階建て
築年数／48年
工事期間／約3日間
リフォーム完成／2023年7月
今回リフォームした所
●浴室壁面タイルへのパネル貼り
●洗面・トイレのクッションフロア貼り
ビフォーアフター
Q1.リフォームしようとしたキッカケとサンリツホームに頼まれた理由は何ですか？
我が家も今年で、築後48年を迎えました。この家は、ゼネコンに勤務していたころに私が設計をして、知り合いの建築屋さんに建てていただいたので、 とても思い入れがあり、大切に使ってきました。
しかしながら、50年近くが経過してくると傷みもひどくなり、年月には逆らえないなぁと実感しているところです。これまでも、キッチンやトイレのリフォーム、フローリングの貼り替えや建具の取り替え、屋上の防水や外壁塗装など…。事あるごとにサンリツホームさんにお世話になってきましたが、 今回は、浴室壁面のタイルが剥がれ落ちてきましたので、どうすればいいのかを相談させていただきました。
Q2リフォーム後の感想はいかがでしたか？
大掛かりな工事にならなければいいが…と不安の中、浴室の状況を確認していただいたところ、天井や床のタイルには問題はありませんでした。ただ、 壁面のタイルが広い範囲で浮いており、ひび割れもありました。以前に、浴槽は取り替えていただきましたので、「今回は、壁面のタイルだけを直せば大丈夫ですよ」とのことでした。工事費用をできるだけ抑えたいのは当然ですが、もうひとつの心配が工事期間でした。夏の暑い時期でしたので、何日間ぐらいお風呂に入れなくなるのだろうと思っていましたが、2～3日で完成できるとのことで安心しました。
私が現役の時代には、見たこともなかった「便利な素材がどんどんできてくるなぁ」 と感心させられる浴室リフォームでした。自分で選んだとは言え、完成後に見たときには、白いタイルから大理石調の壁になり、少し違和感がありました。ところがすぐに慣れてきて、いまでは優雅なバスタイムを楽しませていただいております。誠にありがとうございました。
リフォームのポイント
長く使用された在来工法を 現在のやり方でリフォーム 最新工法や素材で一工夫
今回ご紹介させていただきますのは、 浴室の壁面タイルのリフォーム工事です。天木様邸は、築48年の鉄筋コンクリート造り2階建ての住宅です。天木様から、「浴室壁面のタイルが剝がれて落ちてきたので見て欲しい」と連絡を受けて伺いました。
最近では、ほとんどの住宅でユニットバスが一般的になりましたが、40～50年前は、タイルやモルタルで仕上げた在来工法が主流でした。今回のように、古くなったタイルが剝がれ落ちてきた場合には、 同色・同サイズのタイルが既に製造されていないので、フィルムや塩ビ発泡板を貼ってリフォームします。
天木様邸では、リンテック株式会社の「パロアコンフォートパネル工法」 で施工させていただきました。まずは、打診棒を使ってタイルの浮いている部分を確認します。タイルが浮いている部分は軽い音がしますので、しっかり接着している部分との差異は簡単に判断することができます。そして浮いている部分のタイルを全て撤去してから、塩ビ発泡板で高さを調整して平滑にします。その後、もう一度全面に塩ビ発泡板を貼って、フィルムが貼れる下地を作ります。最後にパロアフィルムを貼り、水栓金具・照明器具・手摺等を取り付けたら完成です。
今回ご採用いただきましたのは、 天然素材感のある大理石調のホワイトカララ色で、耐汚染性、耐洗剤性にも優れたフィルムです。浴室の素材や状況によっては、フィルムだけの工法や再生塗装工法などがあります。一日の疲れを癒しリフレッシュさせてくれる浴室も、10年もすれば、表面の艶がなくなり、湯あかによる汚れ、キズ、変色などが目立つようになってきます。 できるだけ早い時期のリフレッシュこそが、 いつまでも美しく衛生的な空間を保つ「コツ」 だと思います。
（※画像は担当の石田部長）
ALC外壁の塗装現場です
