H様(名古屋中区)
建物種別/和様建築
築年数/75年
工事期間/約1ヶ月半
リフォーム完成/2023年12月
今回リフォームした所
●倉庫の解体
●樹木伐採
●ブロック積み
●コンクリート打設工事
ビフォーアフター
Q1.リフォームしようとしたキッカケとサンリツホームに頼まれた理由は何ですか?
当方の寳林寺は、今年で401年目を迎えたお寺になります。昭和20年3月の大空襲で一度焼失した後、本堂や書院を順次再建してきましたが、 古いものでは約75年近くが経過しています。そのために、リフォームが必要なところが次々とでてきますので、 いつもサンリツホームさんに相談して、工事をお願いしています。
今回は、 境内にある庭の一部分を解体して、 駐車場を拡張する工事をお願いしました。最近、当寺院での法事や写経会などの月例行事の際に、車でお越しくださる方が増えてきましたので、 駐車場でのご不便を少しでも解消できるように何とかしたいと、以前から考えていました。しかし、長年にわたりおばあちゃんが手掛けてきた庭を取り壊すことが忍びなく、なかなか決心できなかったのですが、「大丈夫だよ」とおばあちゃんに背中を押されてようやく決心することができました。
Q2リフォーム後の感想はいかがでしたか?
サンリツホームさんには、庭を取り壊す前に、おばあちゃんの大切な樹木や庭石について聞いた上で、壊さない部分に移植していただけましたので、とても助かりました。また、 壊さない庭側の石もきれいに並べ直していただき、本当にありがとうございました。
私は、 職人さんの手際の良さと高度な技術に感銘を受けましたが、何よりおばあちゃんが何度も庭に出て「キレイになったね」と喜んでくれている姿が印象的でした。古いお寺ですので、リフォームして欲しい箇所はまだまだあります。今後もよろしくお願いいたします。
リフォームのポイント
歴史あるお寺に隣接する
既設の駐車場の拡張
当地ならではの調和を重視
今回ご紹介させていただきます寳林寺様は、戦後に再興されたお寺で、築75年の建物です。5年程前には、解体した建物跡にアスファルト舗装で3台分の駐車場工事をさせていただきました。今回は、 既設の駐車場を拡張するために、木造倉庫の解体、樹木伐採、庭石や灯篭の撤去、化粧ブロック積み、土間コンクリート打設工事等をさせていただきました。
はじめに木造倉庫の解体をして、 樹木の伐採と庭石や灯篭の撤去です。このときに、移設する物と処分する物とを振り分けるのですが、大きな庭石も多かったので、職人さんも苦労していました。次に、倉庫が建っていたので積めていなかった部分に、化粧ブロックを積んでコンクリートを打設できるようにします。また、既設のコンクリートの高さに合うように、重機を使いながら土の高さを調整してゆき、約5センチの砕石で下地を固めます。その後に、型枠を組んでワイヤーメッシュ筋を敷き込んだところに、約10センチの生コンクリートを流して金鏝で仕上げます。今回は、コンクリートの割れ防止と水捌けを良くするために、1台分ずつに溝を作って砂利を入れました。
これくらいの広さの駐車場の場合、アスファルトに駐車ラインを引く方が費用が安くなりますが、今回のように庭に隣接する駐車場の場合は、コンクリートに砂利を敷いた方が自然な雰囲気になると思います。寒い季節の工事だったため、コンクリートの乾燥に時間がかかり、ご不便をおかけしましたが、 おばあちゃんが大変喜んでくださったとのこと、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
(※画像は担当の石田部長)