M様所有:賃貸アパート(名古屋市中村区)
建物種別/木造2階建て
築年数/49年
工事期間/2週間
リフォーム完成/2019年4月
今回リフォームした所
●キッチン取替(キッチンパネル共)
●クロス張替
●クッションフロア張替
●木製建具工事
●内装工事(断熱材入れ壁下地組 )
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
私が管理している賃貸アパートのリフォームです。
この建物は私が小学5年生の時に両親が建てたもので、なんと築49年!約半世紀前の建物なので修繕の必要なところばかりですが、昭和を彷彿とさせるレトロな雰囲気で、家賃が安く地下鉄の沿線にあるということもあり、お陰様で満室の状態が続いていました。
Q2.工事を終えての感想をお願いします。
賃貸アパートのリフォームでは、費用を抑えて部分的に直すと、どうしても新しい部分と古い部分に差が出てしまいます。そういった場合にはお客様にあまり感動していただけません。ですから多少経費をかけてでも「ここに住みたい」と思っていただきたい。そんな魅力的な空間を、サンリツホームさんはいつも実現してくださいます。
今回リフォームをお願いした部屋も、長期間住んでいただいたのでかなりの汚れや傷みがありました。天井や壁にはタバコや油汚れもあり、全体的に薄暗い印象になっていました。そこで和室を洋室に変更後、白系の素材で統一して、全体を明るい空間にしていただきました。たとえ外観は古くても、室内が新しく清潔であればイメージもアップし、契約率はかなり高くなります。
古い建物ゆえに汚れや傷みがひどく、作業された職人さんは大変苦労されたかと思います。しかしありがたいことにリフォーム完了後すぐに入居が決まり、本当に感謝しております。どうもありがとうございました。
Q3.リフォームのポイントは?
入居者の減少に悩む大家さんには…古い・暗い・汚れを一新させる空室を減らすリフォームをご提案します!
今回のリフォームは、築49年・木造2階建て造りの賃貸アパート。間取りは、6畳の和室にキッチン・トイレが付いた1Kタイプです。和室の内装仕上げ材を見ると、和室は繊維壁でキッチンはプリント合板貼り。どちらも経年による変色やはがれ、タバコのヤニや油汚れもありました。
まずは防音効果と空調効果を高めるためにそれぞれの既設壁に下地を組み、断熱材を入れました。さらにプラスターボードを貼り、仕上げは明るい色調のクロスに。実際は壁の厚みが4センチ程増えたので、寸法上は少し狭くなりましたが、狭さを感じることも圧迫感もありませんでした。
次に床の仕上げ材を見ると、キッチンはPタイルが、経年により収縮してかなり傷んでいました。和室は畳を撤去してから嵩(かさ)上げして、キッチンと同じクッションフロアを貼り、洋間に変更。部屋の間仕切りとして使っていたガラス障子も、トイレのドアや下駄箱と同じ白系木目で統一しました。
一方、汚れがちなキッチン廻りには、掃除がしやすいようにキッチンパネルを貼りました。細かいですが、カーテンレールやスイッチ、コンセント類も白色に。薄暗かった室内も、今回のリフォームでまぶしいほど明るい空間に生まれ変わりました。
賃貸のリフォームは、大家様にとって悩ましい問題だと思います。しかし空室ほど無駄なものはなく、入居者が激減している今はいかに部屋を気に入っていただけるかが大切です。思い切ったリフォームは有効な手段なので、ぜひ検討していただきたいですね。