春の引っ越しシーズンを迎えると、弊社の管理物件の中にも数多くの入退去が出てきます。そのたびに内装工事をサンリツホームさんにお願いしているのですが、今回もある物件で“３ＬＤＫタイプから２ＬＤＫタイプへのリノベーション”をお願いしました。

間取り変更程度であれば、比較的リーズナブルな価格で快適な住空間が実現できると思います。

　今回のリフォームは、部屋の間取りがファミリー向け３ＬＤＫのタイプから、リビングをゆったりと確保した２ＬＤＫタイプに変更したものをご紹介します。以前と比較して、最近は部屋数の多さより、ゆったりした雰囲気のある物件が好まれる傾向にあります。

　まず、リビングに隣接していた６帖の和室スペースを既設のリビングと一体化し、開放的な１５帖のＬＤＫに改装しました。

　また、和室の奥にあった４．５帖の洋間を半間分南側に移動させ、入居者様の生活スタイルに併せて使い分けができるよう、間仕切り開閉壁を設置しました。さらに、一番北側にあった４．５帖の洋間も半間分南側に広げ、押し入れだった部分をクローゼットに変え、６帖の洋間に変更。これでとても使いやすい間取りになったと思います。

　内装仕上げでは、既設のシステムキッチンのタイル面はとても使用状態が良かったため、現状を維持。そのかわり、シンク下や吊戸棚の扉にリアテックシートを貼り付けました。このシートの表面は特殊コーティングされているので、日常の軽微な擦り傷などを目立たせないという特性をもっています。そのため、日常よく触れるキッチンパネルの扉、部屋内ドアなどにお薦めしています。

　今回使用した建具や床材には、傷や汚れがつきづらい工夫が凝らされているだけでなく、より「木の質感」にこだわった商品を選んだため、入居者にも大変喜んでいただけると思います。無事完成することができよかったです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

　床材は、既設のフローリングに変色や傷みがあったため、大理石調フロアタイルに貼り替え、モダンなイメージに仕上げました。天井や壁面には、真っ白な石目調クロスをベースに天然石風のアクセントクロスを貼り、スタイリッシュな部屋に大変身させました。築１６年というマンションですが、しっかり手をかければ、まだまだ頑張ってもらえそうです。