K様所有:賃貸マンション (日進市岩崎町)
建物種別/鉄骨ALC造
築年数/13年
工事期間/2週間
リフォーム完成/2019年2月
今回リフォームした所
●階段の防滑性ビニル床シート貼替
●天井の貼替,塗装
●照明器具取替
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
私たちのマンションは鉄骨ALC造り6階建て、築年数は13年です。
昨年9月4日の台風21号の影響で、マンションの目隠しスクリーンの間から、共用通路や階段に大量の雨が降り込みました。階段では、鉄板の腐食部分から雨水が浸入。その水は1階のエントランスまで流れてしまい、天井もびしょ濡れに…。
Q2.工事を終えての感想をお願いします。
本来なら床を先に修繕するのですが、賃貸マンションなので天井が穴の空いた状態では良くないと、保険が下りた9月中旬頃から天井の修理をスタート。10月中旬から床の防水工事をすることにしました。
ところが間の悪いことに、天井の工事途中の9月30日、再び台風が襲来…。自然の猛威には太刀打ちできず、一部やり直しするところも出てきましたが、迅速に対応してもらいとても助かりました。
そして10月下旬に全工程が終了。自然災害とはいえ二度手間になったことは申し訳なかったのですが、しっかりと直していただけ「どんな台風が来ても大丈夫ですよ」という言葉にひと安心。本当に感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。
Q3.リフォームのポイントは?
常に最新の施工法で、住まいの安全を確保|お宅の築年数や被害状況による、火災保険のお悩みにもお応えします。
今回ご紹介するのは、台風被災による共用通路及び階段部分の天井復旧と、床の防水工事。修繕はもちろん保険のご相談も受けました。
まず工事については、天井がふやけていたので緊急性を重視し、濡れた部分を全て撤去。新しいプラスターボードを貼って塗装で仕上げました。またダウンライトも壊れてしまっていたので、この機会にランプ寿命の長いLEDに取り替えました。
次は床です。こちらのマンションの階段は鉄板なのですが、蹴込み部分は塗装仕上げ、踏み面部だけが防滑性ビニル床シートになっていたため、鉄板とシートの接合部から水がしみて鉄板が錆びた状態に。
そこで既設の防滑性ビニル床シートを全てはずし、まずさび止めと防水塗装を施工。シートは、蹴込み部分~踏み面~ノンスリップ部分まで一体となった、防滑性ビニル床シートを選びました。これで境目から水が漏ったりしみることもありません。
一方、ご心配されていた保険についてですが、漏水による天井部分の復旧工事は保険が適用されましたが、床に関しては経年劣化(老朽化)が進んでいたことと既存性能をグレードアップさせる工事になるため適用されませんでした。
火災保険は基本的に災害や事故など偶発的な損害を補償することが目的であるため、自然に劣化した建物の修繕や価値が上がる(グレードアップする)分については適用外となるのです。
とはいえ、一般的な火災保険の有効期限は台風発生後から3年間さかのぼれますので、お心当たりのある方はお気軽にお問い合わせください。あまり知られていない情報なので、私たちも広めていきたいです。