Y様邸(豊明市阿野町)
建物種別/木造2階建て
築年数/33年
工事期間/1日
リフォーム完成/2020年11月
今回リフォームした所
●玄関アプローチ
●手すり取り付け(階段・廊下・浴室・トイレ)
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
実は今年の夏に、家内が自転車に乗って買物に行く途中で転倒してしまい、大腿骨骨折で約1か月間の入院生活を余儀なくされてしまいました。この歳になりますと、若い頃のように俊敏な反応ができずに、ついふらふらっとしてしまい冷や汗をかくことがよくあります。
Q2.サンリツホームに工事を依頼したのはなぜですか?
そんな私どもを心配して、近くに住んでいる息子が、サンリツホームさんに家の危険な箇所に手すりを設置してもらう相談をしました。
気持ち的にはまだまだ元気ハツラツなのですが、「転ばぬ先の杖」として万が一のときに備えておけば、浴室や階段などでの転倒事故も防げます。そして何より、家族みんなに心配をかけないことが決め手になり工事を依頼することにしました。
Q3.工事を終えての感想をお願いします。
工事のときには3人の職人さんがみえて、私どもに取り付け位置や高さなどを丁寧に確認しながら手際よく作業を進められて、1日で完了することができました。
サンリツホームさんは、前回の塗装工事のときにも、細かいところまで丁寧な作業をしていただいたので安心でしたが、今回お願いした手すりの取付工事も、体重をかけてもぐらつかないほどしっかりと取り付けていただき、本当に感謝しています。
私も今年で85歳になりましたが、毎日の畑仕事やグランドゴルフ、囲碁などをゆっくり楽しみながら、息子たちにも心配をかけないように、まだまだ元気に長生きしたいと思います。
Q3.リフォームのポイントは?
増加する手すり需要 最適な設置箇所の選定や 素材・太さ選びを重視
今回ご依頼いただきました工事は、家の外部と内部の手すり設置工事です。33年前の住宅ですと手すりが1本も設置されていない住宅がほとんどでしたが、高齢化社会が進み、家庭内での転倒事故が増え続け、手すりの需要もそれに比例して増え続けているのが現状です。
そこで、Y様邸も全く手すりが設置されていませんでしたので、外部に玄関アプローチ用の手すり、内部は階段、廊下、浴室、トイレ各所に設置させていただきました。
一言で手すりと言っても、素材は木製、樹脂製、金属製があり、丸棒タイプやデコボコして滑りにくいディンプルタイプなど様々です。また、棒の太さもφ35mmとφ32mmがあります。たった3mmの違いですが握ってみれば必ず違いがわかると思います。一般的に、廊下や階段など、手を滑らせて使う手すりにはφ35mmを、浴室やトイレなどしっかり握りたい手すりにはφ32mmをおすすめすることが多いですが、実際にお使いになる方が使いやすい太さを選ぶことが一番重要です。
外部の手すりには、耐候性に優れたステンレス製やアルミ製が以前は多かったのですが、夏場は熱く、冬場は冷たくて握れないと言う弱点がありました。そこで最近では、スチールパイプに半硬質樹脂を被覆した手すりや高さ調整機能があるタイプが人気です。
2016年厚生労働省の資料によりますと、高齢者の10人に1人は転倒で要介護になり、健康寿命を縮めているというデータが公表されています。誰もが通る道ですので、皆様も「転ばぬ先の手すり」を是非ご検討ください。