嘘をつくならどんな嘘?4月1日エイプリルフール
年度はじまりの4月1日は、「誰でも嘘をついてもいい」と言われている日、エイプリルフールです。皆さんの周りでは、今年はどんな嘘が聞こえてくるのでしょうか。エイプリルフールについて、いろいろと紹介します。
毎年4月1日には嘘をついてもいい。そんな風習がいつ、どこで、なぜ生まれたのか。実はその起源や由来は、はっきりしたことがわかっていません。諸説ある由来の中でも、まことしやかに伝えられているいくつかを紹介します。
フランス起源説
1564年、フランスのシャルル9世が「新年の始まりを1月1日とする」と改暦した時、それに反対する民衆が旧暦のままの4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎをした…という説。
イングランド起源説
17世紀にイングランドで行われていた王政復古の記念祭である「オークアップルデー」が由来という説。この日は午前中だけオークの小枝を身につけないと卵を投げつけられたりする。
インド起源説
インドでは春分の日から仏教の説法が行われ、3月31日に終わる。4月1日になると説法の修行の効果が失われるとされ、3月31日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼び、人々を無用な使いに走らせて面白がった…という節。
※これらの説はWeb上や百科事典などに載っていますが、どれも仮説の域を出ていません。
日本のエイプリルフールの歴史
令和のエイプリルフール
楽しみ方のひとつかもしれません。
エイプリルフールに思う
本来「嘘をつく」ということは、人をだましたり、あざむいたりすること。辞書を引くと、「適切でない、望ましくない」という意味もあります。そんな中、嘘をついてもいい日が1年に1日だけあるということ。誰が考えたのかは結局わからないままですが、こんなにも長い期間、世界各地に広まっているという事実に、あらためて驚いてしまいます。
ただ言えることは、ばれたあとに「なーんだ」とホッとできる嘘であること、できることなら相手をハッピーにできる嘘であることが望ましい気がします。4月1日、あなたは嘘をつきますか?