一番居心地のいい場所へリビングリフォーム

　リビングのリフォームを考える時、大事なポイントは何なのでしょうか。特にLDK（リビング・ダイニング・キッチン）となると、家族全員が集まる場所だけに、様々な課題や要望が出てきそうです。

理想のリビングを考える

　たとえば○○年前、「わが家を新築する」となった時、誰もが当時の理想の暮らしを想像して、それを実現するために家全体を形づくっていったことでしょう。ただ年月が過ぎ、時間の流れとともに思い描いたスタイルが古くなったり、さらに優れた設備や仕様が生まれたりして、わが家もだんだんと今の理想から離れてしまったと感じることもあり得ます。

　家族のかたちが変わったり、自分たちの暮らし方や好みにも変化があらわれる頃。年月を重ね、もっと住みやすく安全な空間が必要になってくることもあるでしょう。リビングのリフォームを考えるのも、まさにそうしたタイミングかもしれません。

　リビングは、普段から家族が集まり、何気ない時間を過ごす場所。家にいる間は、睡眠時間の次に多いのが、リビングでくつろいでいる時間という方も多いでしょう。

　自分と家族がいっしょに過ごす空間が、本当に心地よい場所であること。リビングのリフォームは、暮らしの理想を「現在の自分たち」に合わせて更新し、形にしていくこととも言えます。

リビングの不満点をまとめ改善を目指す

　　リビングをリフォームしたいと考える際、まずはリビングのどの部分に対して不満や不具合を感じているかを整理しておくことが大切です。不満点をはっきりさせると、リフォームで何をするべきかの方向性が見えてきます。

【不満その1】広さや間取りの不満
　比較的最近に建てられた住まいであれば、リビングスペースはLDK（リビング・ダイニング・キッチン）といった形式が増えてきています。それ以前は、リビングルーム（または応接間）と、ダイニングキッチン（食堂と台所）とが分かれている間取りが多く見られました。
　どうしても古い間取りを変更したい場合や、手狭なリビングを広げたい場合は、リビングだけでなく周りの空間を見直したり、構造上の安全を踏まえた上で壁や柱を取り払うなど大がかりな工事となります。

【不満その2】リビングが暗い
　採光の良さは住まいの魅力の一つです。ただ、どうしても建物の都合や構造上の問題などで採光性が良くない場合は、他の対策を講じなければなりません。
　窓の数を増やす、窓の位置や形を変えてみる、陽光が均一に入るよう工夫する、照明を工夫する、様々な方法があるため、そのリビングにもっとも適したやり方を考えることになります。
　また、壁や天井の色合いのせいでリビングが暗く感じることもあります。一般的に濃いカラーリングの場合、採光が少なければ部屋は暗くなりがちです。おだやかで明るい空間にするには、壁や天井のカラーやクロス、壁材を変更して統一感を出すなど、リフォームで一変させることも一つの手です。

【不満その3】収納スペースが少ない
人が集まる場所には、自然と物も集まりがち。片付けしようにも必要なものが多かったり、収納家具があってもすぐに一杯になってしまったり、その家具自体が空間を圧迫したりもします。
効率よく収納するためのスペースがほしいのであれば、リフォームで壁収納や備え付けの棚などを設置する方法があります。デッドスペースに収納を設けることも可能です。ただ、そのあとで配置換えが難しくなるため、事前によく考えて実行することが重要です。

【不満その4】器具や設備が古い
　　座ったり寝転んだりすることが多いリビングスペースは、足元が寒いと居心地がわるくなります。エアコンやストーブ、温風機、ホットカーペットなど機器も進化していますが、思い切ってリフォームで床暖房を採用することも一考の価値ありです。温水式か電気式かでコストや使い勝手が変わってきます。設置となれば床（フローリング）も床暖房に対応したものでなければならないため、注意が必要です。
　キッチンスペースでは、コンロを新調するケースがあります。ガスコンロ、IHクッキングヒーター、どちらも進化し続けており、調理のしやすさや日々の掃除のしやすさ、安全性など、それぞれにメリット・デメリットがあります。ガス代と電気代のコストの課題も考える必要があります。
　古い家では、コンセントの位置や数に不満がある方も多いのではないでしょうか。電化製品が増えた現代では、コンセントはとても重要なポイントです。リフォームの際にあらかじめ家電などの配置も想定しておき、業者に相談して最適な配線や増設をすることが大事です。

リビングリフォームに悩んでいる時は相談を

　　リビング（LDK）は家の中心とも言える空間であり、家族にとっても大切な場所です。リフォームして手を入れるからには、理想を形にしたいし、絶対に失敗したくない。ただ具体的な方法がわからないし、費用面も心配……そんな時こそ、信頼できるリフォーム会社に相談することからはじめてみてください。豊富な経験を持つリフォームのプロは、その家に最適なリフォームプランを描くためのサポートをしてくれます。地元に「サンリツホーム」がある方は、ぜひ一度お気軽にご連絡を。

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