2017年05月08日
フローリング張り替えリフォームの注意点
傷が多くなったり、反りが出てきたりした場合、フローリング張り替えの検討が必要となるでしょう。リフォームの種類や床材の選び方など、わからないことが多いフローリング張り替えの注意点をご紹介していきます。
フローリング張り替えリフォーム工法について
フローリングの張り替えには2つの方法があります。既存のフローリングの上に新しいフローリングを重ねる「重ね張り」と古いフローリングを剥がして新しいフローリングと取換える方法を「張り替え」です。
状況によって工法が選ばれますが、それぞれのメリットとデメリットについて知ることで工法やある程度の費用を把握することができます。
- ≪重ね張り≫
・工事期間が短く費用を抑えることができる
・廃材も少ないので処分に掛かる費用を抑えることができる
・重ねてあることで強度が上がり頑丈になる
・床の高さが上がるので、扉の高さを調整することが必要となる可能性がある
- ≪張り替え≫
・フローリングの下地部分を確認できるので腐食などの問題を発見することが可能になる
・床の高さが変わらないので生活に支障が出ることがない
・工事に時間が掛かるので費用が高くなりやすい
・廃材が多くなるので処分に掛かる費用が高くなる
フローリングの床材について
- フローリングの床材選びで悩む方も多いでしょう。床材は大きく分けると2種類存在します。それぞれのメリットとデメリットについて紹介していきます。
- ≪合板フローリング≫
・費用が抑えられる
・材質によっては遮音性などが備わっているものがあり機能性に優れている
・温度や湿度による変形が少ないので反りなども起こしにくい
・デザインが豊富
・ホルムアルデヒドの問題がある
・深い傷がついてしまうと補修するのに困難が生じる
- ≪無垢フローリング≫
・肌触りが良く風合いが魅力的
・夏はサラサラ、冬はほんのり暖かくなるので1年を通して快適に過ごせる
・接着剤を使用していないので体に優しく子供にも安心
・年月がたつにつれて深みが増してくる
・費用が高くなる
・乾燥不良の無垢材を使用すると反りが起こりやすい
・木の風合いを保つためのお手入れが欠かせない