2017年07月03日
今の家を終の棲み家にするなら準備から。
皆さんこんにちは。暑い季節になってきました。昔は今ほどエアコンが普及していませんでしたが、猛暑日も今ほど多くなく、もう少し過ごしやすかったように記憶しています。皆さんはどう感じられますか?
さて今月は、“終の棲家(すみか)”について考えてみたいと思います。シニア世代の方と家についてお話すると、ほとんどの方が「できれば死ぬまで今の家に住みつづけたい」と言われます。誰だって、住み慣れた家が一番落ち着きますよね。
まずは終の棲家にする準備を始めることから!
終の棲家にするためには、工事の規模に大小はあっても、バリアフリー化などが必要になる家がほとんどです。とは言っても、将来の自分たちの姿に合わせた完璧なリフォームにすぐ着工するのは無理ですよね。まだまだ身体が動くというのであれば、まずは終の棲家にするための準備をしてはどうでしょう。こうした準備は、怪我のない安全な暮らしにもつながりますよ。
①バリアフリーは、小さな段差をなくすことから。
バリアフリー化の準備としては、大きな段差より危険と言われる“小さな”段差をなくすことがおすすめです。ちょっとつまずく程度の小さな段差は、転倒の一番の原因。これならごく簡単な工事で終えることができます。カーペットをなくしたり部屋を片付けたりするだけでも、安全な部屋づくりに
つながりますよ。転倒せず、いつまでも健康でいることがまずは目的です。
②LEDで安心な生活に!
現在、白熱電球をお使いならぜひ早めにL E D に交換することをおすすめします。LEDは寿命が長いので電球交換の手間が省けますし、危険を伴う高所作業も少なくなります。初期費用は多少かかりますが、電気代も安くなるので最終的にはお得になりますよ。
③減築も検討しておこう!
家族構成も変われば、必要な部屋数や用途も変わります。もし、あなたの家の部屋数が余っているのであれば、将来の減築も視野に入れてはどうでしょう? 生活の動きも楽になりますよ。減築が無理でも、居室・寝室・収納の部屋をそれぞれしっかり分け、いらないものはすべて収納部屋にまとめてみてください。居室・寝室がぐっと広くなり、動きが楽になるはずです。
④取り越しバリアフリーは損?
「将来必要になりそうだから、あちこちに手すりをつけておこう」こんな取り越し苦労のバリアフリーをお考えではありませんか? しかし、手すりは身体のどこが悪くなるかによって、必要な場所も変わってきます。また車いす生活になった場合、手すりが逆に邪魔になることもあります。自宅のバリアフリーは、専門家にも相談すると無駄なくできますよ。
⑤家のホームドクターを決め、定期的に点検・修理を!
バリアフリーを考えることも大切ですが、住みやすい家を維持することも重要です。高齢になってくると、何をするにも面倒になるものです。元気なうちに信頼できる業者を決め、家を定期的に点検してもらえる家のホームドクターをつくることをおすすめします。小まめなお手入れは、コストダウンにもつながります。
書き出せばまだまだポイントはありますが、まずは5つに絞ってご紹介しました。しかし、その家によってポイントは異なってきます。「我が家に長く住むためにどうしたらいいの?」こう思われたら、ぜひサンリツホームにご相談ください。プロの視点で、さまざまなアイデアをご提案いたします。
もちろん相談は無料です。家のホームドクターにご興味のある方もぜひ、お声掛けくださいね!