2017年10月15日
おうちにぴったりの浴室の床材はどれ?床材の特徴
突然ですが、家庭内での不慮の事故死の約40%が浴室で起きているという恐ろしいデータがあります。
毎日、家族全員が使う浴室は安全性を考慮したいものです。滑って転んで溺れたり、骨折したくありませんよね。そうならないためにも浴室の床材選びは重要です。今回は浴室の床材についてご紹介します。
◇浴室の床材に求めること
・保湿性(あたたかい)
足湯を思い浮かべてみてください。足元の温度で体全体の温度が左右されます。足元が冷たいと、いくらシャワーで上からあたたかいお湯を浴びてもなかなか体全体が温まりません。
・滑りにくい
浴室での転倒はとても危険です。お子様、ご高齢の方、妊婦さんにとって安全性は欠くができません。
・お手入れしやすい
特に水回りは汚れやすく、手入れが面倒な場所でもあります。毎日、家族全員が使う浴室は清潔に保ちたいものです。
・柔らかい
直接座っても痛くないほどの柔らかい素材であるととても快適ですよね。
◇床材の素材
■樹脂素材
ユニットバスではもっとも一般的な床材です、耐湿、耐水性に優れています。
滑り止め加工や水はけの良い加工が施されているものもあります。
カラーバリエーションも豊富で値段もお手頃です。
汚れやすいというデメリットはありますが、掃除がしやすいことがメリットでもあります。
ただ、メーカーが用意するものに限られます。
■木製素材
木の香りがして自然の中にいるようなリラックス効果を得ることができます。
和風の浴室にしたい方におすすめです。また、滑りにくく、手触りも温かみがあります。
ただ木であるために、乾きにくく、木が腐ってしまったり、ぬめりが出てきてしまうこともあります。
また、他の床材に比べコストも高くなります。材質選びがとても重要で、防水加工や防カビ効果があるように施された木製床材もあります。
■タイル床材
浴室といえばタイルのイメージがある方も多いのではないでしょうか。
昔からよく使われている床材です。デザイン性に富んでいます。床だけでなく、壁にも用いることができます。
凸凹していて、目地に水分が残りやすく、乾きにくいです。そのため目地にカビが発生しやすいです。
しかし近年では大判なタイルもあり、目地の凸凹も少ないです。また、従来の表面がつるつるとした滑りやすいタイルではなく、滑り止め加工がされているものも多くあります。
特にコルクタイルは保温性や滑りにくさが特徴で高く評価されています。
◇費用
一般的な浴室のサイズである0.75坪に対する洗い場の床リフォームの価格の目安です。
樹脂床材 5万円〜
木製床材 15万円〜
タイル床材 10万円〜
また、樹脂床材の場合は既存の床の上から貼るタイプが主流となっています。
いかがですか?
それぞれの床材の特徴はおわかりいただけたでしょうか。浴槽の床を新しく張り替える際はぜひ参考にしてみてください