2017年10月25日
外壁塗装を知ろう![塗料]と[塗膜]の違いって?
外壁塗装をお考えの皆さん、外壁塗装は家を守る重要な工程です。外壁塗装をお考えの皆さん、外壁塗装は家を守る重要な工程です。外壁塗装を行うにあたって外壁塗装についての知識を深めていきましょう!
突然ですが、みなさん「塗膜」ってきいたことありますか?「塗料」という言葉なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?今回は「塗料」と「塗膜」の違いを説明するために、まずは塗料についてご説明します。
〇塗料まず塗装をするのは、① 表面を保護する ② 装飾を施す という2つの目的があります。
一般的に「塗料」と呼ばれるものは、成分として、溶剤、樹脂の主成分、副要素、顔料が含まれています。これらの成分は次のような働きを持っています。
■溶剤
溶剤…別名、希釈材のことで、塗料を塗りやすくするためにとかして液状にして使われます。
乾くと塗料は固形になります。
■樹脂系の主成分
樹脂系の主成分…主成分になにが使われるのかによって、その塗料の性能、価格が変わります。
一般家庭用の外壁塗装には、アクリル樹脂、ウレタン樹脂などが使われます。
一般家庭用ではフッ素が一番の高級品として知られています。
■副要素
副要素…防腐剤やつや消しなど塗料の効果を高めるための添加物です。
■顔料
顔料…着色剤です。
これら成分ひとつひとつの違いで性能、色、工法が変わってくるのですね!
〇塗膜塗料に対して、「塗膜」とは、塗料によって施されたコーティングのことを言います。
塗料を塗って時間が経つと、塗料に含まれている溶剤が固まることで「塗膜」が出来上がります。「塗膜」はずっと残るものではなく、次第にもろくなっていきます。
「塗膜」の強度は樹脂の主成分によって異なります。
塗料に含まれる主成分や副要素によって出来上がる塗料の耐久性や性能が左右されます。
また、様々な添加物が入っており、防水はもちろんのこと、防錆性や紫外線吸収など多機能であればあるほど、お値段もあがりますが性能もあがります。
約5年~10年に一度のメンテナンスが必要と言われる外壁や屋根の整備ですが、良いものをつかうと約15年~20年ほどの耐久性を持つと言われています。
長い目でみると、高機能な塗料を使った方が安くつく場合もあるかもしれませんね。
◇チョーキング現象長い年月が経つと、これら樹脂の結合力が弱まり、樹脂が表面に粉のように吹き出すチョーク現象というものが起こります。
外壁塗装について興味がある方なら、一度聞いたことがある現象ではないでしょうか。
もろくなってしまった「塗膜」はただの薄い膜となり、コーティングの役割を果たせなくなってしまいます。
早いうちからこうなってしまわないように慎重に塗料を選ぶようにしましょう!
いかがでしたか?
「塗料」と「塗膜」の違いはお分かりいただけたでしょうか。
正しい知識を身に付けて、後悔しない外壁塗装をしましょう!