2017年11月28日
シーリングの劣化による雨漏りは要注意
サイディング外壁の場合、まず劣化するのが、サイディングの隙間を埋めているシーリングです。シーリングの役割は外壁材の隙間から水や汚れが侵入することを防ぐことなので、劣化することによって雨漏りが起こる可能性が高まってしまいます。
シーリングの劣化の種類
・破断
まず、最も多いシーリングの劣化症状が、シーリング材の真ん中に亀裂が入る「破断」と呼ばれる現象です。
これはシーリング材自体が寿命を迎えているということなので、定期的なメンテナンスを行うことが必要です。
・剥離
ボードやパネルの間を埋めるのがシーリングの役割ですが、剥離が起きてしまい外壁材とシーリング材の間に隙間ができている状態です。
剥離が起きる原因としては、シーリング材の接着が弱い、プライマーの塗り忘れなどがあります。
・シーリングの下の青いテープや下地が見える
シーリング材が薄すぎたり取れてしまったりすることで下地やボンドブレーカーという青いテープが露出している状態です。
シーリングが取れてしまう原因として、シーリング材が適切でなかった、プライマーが不足していたなどが考えられます。
シーリングの補修
シーリングの劣化による雨漏りには、台風のときなど強風を伴う雨のときのみ起こるという特徴があります。外壁からの雨漏りは、外壁や柱を腐食、カビの発生やそれに伴う健康被害を引き起こす可能性があるので早急に対処しなければなりません。
劣化したシーリングを補修する方法には、劣化したシーリング材を除去して新しくシーリングを行う「打ち替え」と、劣化したシーリングの上にシーリングを重ねて補強する「打ち増し」の2種類があります。
シーリング材を除去する工程がある分、打ち替えの方がやや費用が高くなります。打ち増しは打ち替えに比べて安く施工できますが、シーリング材の劣化が少ないことやサイディングボードの厚みが15mm以上あることが施工の条件です。
いずれにしてもまずはシーリングの劣化状態を調べ、その上でシーリング材の選択・施工を適切に行わなければなりません。
シーリングの劣化が気になったら…
シーリングの劣化による雨漏りは家の建材へ悪影響を及ぼし、家自体の劣化につながってしまう恐れもあります。サンリツホームでは、これらのポイントを踏まえてシーリングの補修を行っています。
名古屋市周辺地域の方でシーリングの劣化が気になる場合や雨漏りに困っている場合は、ぜひご相談ください。いつでもお待ちしております!
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