2018年02月21日
フローリングの遮音について
マンションやアパートなどの集合住宅では、下に住んでいる住人のことを考えて遮音フローリングにする家庭も多いですが、一戸建てでも遮音フローリングをリフォーム時に採用する家庭は見られます。
例えば1階部分と階部分を分けて世帯住宅にしている家庭や、小さい子どもがいる場合には、足音や物が落ちる音を気にしてしまいます。遮音フローリングであれば家族全員が快適に過ごすことができるのです。
今回はそんなフローリングの遮音について詳しく解説していきましょう。
遮音フローリングは団体音を抑制する働きがある
音の伝わり方は種類あり、足音や物を落としたときに発生する音は「団体音」と呼ばれ、人の声や楽器の音など隙間や穴を通って空気から伝わる音を「空気音」と言います。
フローリングに遮音効果を出す場合には、団体音を伝わりにくくすることが必要で、遮音性の高いフローリングを直張りする方法や、下地にパーティクルボードを用いることで遮音する方法などがあります。
遮音性能を高めたいのであればLL-45以下
床に衝撃が伝わることで音が発生する床衝撃音は団体音の一つです。床衝撃音には「軽量床衝撃音」と「重量床衝撃音」の種類があり、軽量床衝撃音はLL、重量床衝撃音はLHと表示されます。
軽量床衝撃音は、スプーンなどの物を落としたときやスリッパを履いて歩く際の音で軽い音となり、直張りタイプのフローリングを用いることで音を抑制することができます。重量床衝撃音は子どもが遊びまわる音や飛び降りたときに発生する重い音となり、建物の構造によって影響する音になります。
床衝撃音の防音レベルについては、上記のLLやLHによって表示されるのですが、そのL値が小さいほど防音レベルが高いとされているのです。LL-60であれば、適応等級は3級となり遮音性はやや劣る性能となり、LL-50や55であれば級となり遮音性は標準となります。
そして、LL-45は1級となり遮音性能に優れ建築学会でも推奨されている等級となるので、フローリングに遮音性を高めたいのであれば、LL-45以下であることをおすすめします。
防音性能をアップさせたいなら
名古屋市内にお住まいの方で、床の遮音性について疑問や質問をお持ちの方はサンリツホームまでお問い合わせください。床衝撃音の防音レベルに関する内容も、更に詳しく分かりやすいように解説いたします。
また、床以外のリフォームに関するご相談も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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