2018年07月27日
「珪藻土」と「漆喰」の違いを解説
珪藻土と漆喰は、外壁や内壁に使われることの多い建材ですがどちらの方が耐久性や効果があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、珪藻土と漆喰の違いを検証し、新築やリフォームの際の建材選びに役立ててみてください。
最も大きな違いは原材料
珪藻土と漆喰の大きな違いとしては、原材料が挙げられます。珪藻土は藻類の一種に該当する珪藻の殻が化石になって堆積化したものです。火に強い土でできているため建材だけでなく、コンロや七輪など身近な生活用品としても使用されています。
一方、漆喰は消石灰を主原料とする自然素材によってできた建材です。砂や水と一緒に混ぜ練り上げてから壁塗りや外壁に使用しますが、近年では調湿効果やカビやダニが発生しにくいといった優れた特性が注目されています。
漆喰と珪藻土の仕上がりの違い
壁材として使用する時は、極力崩れないようにするための固まる力や早さが必要になります。漆喰の場合は、石灰自体固まる特性が強いので壁材としての機能を十分に果たしてくれるでしょう。
しかし、珪藻土の場合は粘土質のような特徴があるので、乾燥してもポロポロと剥がれ落ちてしまう可能性があります。ですから珪藻土を使用する際は、固まる材料を大量に混入してから施工する必要があります。
漆喰と珪藻土の効果の違い
漆喰はアルカリ成分があるためカビが発生しにくいという特徴が見られますが、調湿効果に関しては土壁でなければ効果を発揮する可能性は低く、珪藻土ほどの吸放湿性能は期待できません。珪藻土の場合は、土壁がなくても厚み10~15cmくらいの土壁と同じくらいの調湿効果を発揮します。カビやダニを抑制し、部屋の温度や湿度を快適にしてくれるだけでなく脱臭性能も優れています。
このように同じ建材であっても漆喰と珪藻土では、性質や効果が全く異なります。新築やリフォームをする際に漆喰や珪藻土を採用する場合は、施工業者からそれぞれの特徴を説明してもらうようにしましょう。
名古屋市周辺地域を対象にリフォーム実績の多いサンリツホームでは、漆喰や珪藻土以外にも耐久性や耐水性のある高品質な建材を豊富にとりそろえております。性能や特徴だけでなく、予算や施工に必要な工事費などについの説明もさせていただくので、ご希望の予算内に収まるプランを作成することも可能です。漆喰や珪藻土の効果が得られるおすすめの場所もお教えしますので、いつでもお気軽にご相談ください。