2018年09月14日
ガルバリウムの特徴とメリット|名古屋のリフォーム業者が解説
みなさんは、ガルバリウム鋼板という言葉を耳にしたことはありませんか?
最近の住宅の多くで、屋根や外壁の材としてガルバリウム鋼板と呼ばれる材質が多く利用されています。
アルミニウムや鉄などは有名な金属ですが、ガルバリウムという金属についてはあまり聞き慣れないですよね。
では、ガルバリウムとは一体何なのでしょうか?
また、なぜ人気なのでしょうか?
その疑問の答えについて、今回はご紹介します。
□ガルバリウムとは
ガルバリウム鋼板というように、鋼板であるため鉄がベースです。
そして、この鉄合金にアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%で構成されるメッキ加工が施されたものをガルバリウムと言います。
ちなみに、亜鉛だけでメッキされているものトタンと言います。
トタン屋根というように、屋根材としてこれまで使用されていました。
亜鉛でメッキすることから、錆びにくいといった理由でトタンは使用されていました。
しかし、トタンは酸性雨に弱いという短所があります。
そこで、その短所を補完するものとして出てきたのがガルバリウムなのです。
ガルバリウムの場合は、亜鉛に加えてアルミニウムをメッキに使用しているので、酸性雨にも強くてより耐食性に優れているという特徴を備えています。
こうした理由から、ガルバリウムは屋根や外壁など建築材としての人気が高まってきているのです。
□ガルバリウムのメリット
では、実際にガルバリウムのメリットにはどういったものがあるのでしょうか。
ここでは3つのメリットをご紹介します。
*錆びにくい
まずは、先ほどご説明したように錆びにくいというメリットが挙げられます。
金属にとって錆びは避けられない現象ではありますが、ガルバリウムではこの可能性をより低めることができるのです。
*耐久性が高く、長持ちする
トタンのように酸性雨によって溶けてしまう可能性がないので、長持ちしやすく、メンテナンスが少なく済むというのも大きなメリットです。
*軽くて耐震性も高い
ガルバリウムは非常に軽量な金属です。
そのため、屋根材として使用した場合に、屋根の重みによって揺れが大きくなるといった心配を軽減できます。
耐震性が重視される中でこの性能は非常に大きなメリットであると言えるでしょう。
これらのメリットの他にも、高い防水性・デザイン性・耐熱性など、多くのメリットを持っているのがガルバリウム鋼板です。
もちろん、ガルバリウムでも劣化してしまいます。
しかし、他の金属に比べるとその劣化のスピードは格段に遅いとい言えます。
新築やリフォームをお考えの方は、ぜひガルバリウム鋼板を検討してみてはいかがでしょうか。