2019年11月01日
11月は七五三 昔も今も子の成長を願う心は変わらない
11月は七五三
昔も今も子の成長を願う心は変わらない

7 歳・5 歳・3 歳の子どもの成長をお祝いする年中行事である七五三。毎年11月15日前後になると、各地の神社などは七五三詣でをする家族連れで賑わいます。今回は七五三の由来やお祝いの仕方などについてご紹介します。
●七五三の歴史と由来
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天和元年(1681年)に徳川綱吉の長男である徳川徳松の健康祈願をしたことが、七五三のはじまりという説が有力です。
旧暦の11月は、収穫を終えその実りを神に感謝する月。その月の満月の日である1 5日に、氏神への感謝とともに子の成長を感謝し、加護を祈るようになったと言われています。
元々は公家や武家で行われていた「髪置き」「袴着」「帯解き」という異なる儀式だったものが、庶民の風習であった子どもの年祝いと融合して、一つの儀式・行事となっていきました。
昔は乳幼児の生存率が低く、子どもが健やかに育つことに切なる思いがあったのでしょう。7歳・5歳・3歳という年齢は、奇数を縁起の良い数とする陰陽道に由来するとされています。

●年齢ごとの衣装やお祝いの仕方
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本来は、それぞれの年齢で目的やお祝いの仕方が異なる行事でしたが、現在では3 回とも同じ行事のようになっているケースが多いようです。ここでは、各年齢の元々の習わしや衣装についてまとめてみました。
●今どきの七五三の風景方
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古式ゆかしき伝統を守る七五三もあれば、現代風にアレンジしながら家族・親族で楽しむ七五三もあります。
本来は数え年でお祝いしますが、最近では満年齢で祝うことが多くなりました。歳の近い兄弟姉妹がいる場合は、お兄ちゃんは数え年、妹は満年齢で一緒にお祝いするというケースも。
日程は11月15日が基本ですが、その前後の土日など臨機応変にお祝いする人も大勢います。
衣装についても、和装が本来の正装ではあるものの、洋装・洋服を晴れ着とする人も増えています。昨今は写真撮影や貸衣装のサービスを利用して、ハレの日のかわいいおめかしを楽しんでいるようです。
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