2016年12月15日
リフォームで床暖房に変えたときにかかる費用は
上手な床暖房リフォームは低コストでできる
床暖房にすることで、寒い冬に冷たいフローリングの上を歩くこともなくなり、座っても暖かく心地よい環境に変わることができますが、工事費用は設置床面積によっても、現在の住居の状態によっても大きく価格が変わってきます。
また、部屋中に床暖房を敷き詰めなくても、大きな家具の下やベッドなどの下は設置しないことで、床暖房ユニットの数が減り、設置費用やコストを抑えることができます。
上手に床暖房にリフォームするコツをいくつかご紹介します。
「電気式」と「温水式」でコストが変わる
床暖房には、大きく分けて「電気式」と「温水式」の2つに分類されます。
電気式床暖房は、設置するときの工事費用が安くなるのが特徴です。温水式床暖房では、設置するときに温水を作りだす熱源機本体と、熱源機を床下に接続する配管工事が必要になり、設置時のコストがかかってきます。
ですが、光熱費は温水式の方が割安で長く使っていても費用がかからないのに対して、電気式は電気を使うことで光熱費もかかってきます。
1日中家中の床を温めていたい場合は温水式の方が費用を抑えられ、1~2部屋程度を朝夜のみ温めるのであれば、電気式の方が費用を抑えることができます。
使い方によって、「電気式」と「温水式」どちらが合っているかを考えてから設置しましょう。
「直貼り」か「貼りなおし」かで費用も変わる
床暖房のリフォームだと、床の貼りなおしが必要だと思う方も多いでしょうが、最近では手軽に床暖房に変えられるように、直接貼ることができる床暖房もあります。
貼りなおしの手間もかからず、手軽にできるので設置コストも大幅に削減することができますが、注意する点があります。
それは、直接貼ることで本来の床の高さよりも1.2cmから1.8cm程度高くなるので、扉が開きにくくなったり、部分的に張り替えたりすることで段差ができてしまい、つまずきやすくなる原因になります。
バリアフリー住宅の場合には、段差を作ってしまうことになるので、床を張り替えた方が良いでしょう。
一般的な費用の目安は、10畳程度の洋室に床暖房を入れた場合、床暖房の設置費用以外に10万~15万円程度の解体費用や補修費用がかかってきます。
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