2016年11月04日
失敗しないリフォームや外壁の塗り替え
■こんなことってあるの?トラブル例を集めてみました
費用をかけてリフォームしたのに、こんなことになるなんて…。ということにならないためにも、実際にあった失敗例から、起こりうるトラブルを学んでおきましょう。
1.その業者は本当に大丈夫?
見積もりも取らず、すぐに契約をしてしまった! 角地にある我が家に、突然ひとりの営業マンが訪ねてきました。「近くで外壁塗装の塗り替えをやっている、今なら安い費用でできます。お宅もいかがですか?」と。しかもコマーシャルの目的で家の前に看板を立てて良いのであれば、半額で請け負うとのこと。
あまり深く考えず、いい人そうな営業マンにつられて契約しました。しかし数年たった頃、下地が浮いてきて様子がおかしい。もらった名刺の電話番号に連絡すると「現在、使われていない」のアナウンス。そのリフォーム業者は、もうどこにも存在しませんでした。
結局、また塗装しなければならない状況で近所の工務店にやり直してもらうはめに、なったのです。
【注意のポイント】
契約を交わす時は慎重になりましょう。即決は避けて、同業者から相見積もりを取るのがおススメです。費用や対応の仕方などを比較してから、最も信用できる業者を選びましょう。
2.リフォームの打ち合わせは万全ですか?
完成したら思っていた壁の色と違い、建物の印象が変わってしまいました!サンプルで見て気に入った色で、外壁の塗り替えをお願いしました。ところが実際には色見本とずいぶん違っていて、家の風格が失われてガッカリ。
【注意のポイント】
写真で見た色と、外壁に塗られた色目とでは、質感など微妙に違ってくる場合もあります。外壁塗装は広範囲になり建物の印象を決めてしまいますので、色選びはポイントをおさえた的確なアドバイスを受けましょう。
3.リフォームの期間中、ご近所に配慮していますか?
業者まかせにして失敗!ご近所から不満の声が…塗装の塗り替えをすることになりました。ご近所にも、ひとこと断りの配慮がいるだろうと思っていました。業者さんが「その辺は、私どもにお任せください」と言われたので安心していました。
ところが「ペンキ臭がして、洗濯物も干せやしない…」との苦情が!きちんと挨拶してくれたのでしょうか?と不安になりました。これで建物もリフレッシュと思っていましたのに、トラブルのせいで落ち込んでしまいました。
【注意のポイント】
リフォーム期間中は、職人さんや作業車の出入り、臭いやごみ問題、騒音などと気を遣うことがいくつも出てきます。細かい事柄まで、事前に業者と話し合っておく必要があるのです。最低限、近隣へのご挨拶は人に頼らず自分で足を運ぶようにしましょう。
4.メンテナンスの時期は、適切ですか?
長年の放置で、予想外の費用がかかってしまいました!日当たりの良い我が家は快適で何の不便もなく、新築から18年の年月が過ぎていました。外壁も傷んでいるだろう、内装もリフォームしたい…。このたび初めてメンテナンスをすることにしました。
18年ぶりに家がよみがえる姿を楽しみにしていましたが、フタを開けてみると内側から腐敗が進み、壁にはヒビ割れ、シーリング材の劣化と、修繕の必要がある箇所が次々と見つかったのです。当然、当初の予算からは大幅に足が出てしまい、こんなはずじゃなかったのに…と後悔しきりです。
【注意のポイント】
建物のメンテナンスは定期的にするのが理想。サイディングボードは5年から10年、モルタルの壁なら10年間隔で手直しするのが最適です。足場をかけるにも、ある程度の費用がかかります。計画的に効率よく実施したいものです。
上手な塗装リフォームとは?
いかがでしたか?塗装リフォームは、着手する時期と信頼できる業者、抜かりない準備、これが成功のポイントといえそうですね。同じ費用をかけるのであれば、上手に実施したいものです。