2016年11月10日
断熱材によって得られる効果は
■断熱材を導入することでどんな効果が得られる?
住宅リフォームの際に断熱材を使用するかどうかという場面で悩むことがあるかと思います。断熱材というのは、家の中と外にある熱の行き来を遮り、断熱性を高めるために使われる建築材のことを言います。
断熱材は主に熱を通さない素材であるグラスウールなどの無機繊維系やフォームポリエスチレンなどを使った発泡プラスチック系、さらにセルロースファイバーなどを使った木質繊維系に分けることができます。
断熱材があることによってどのような効果があるのかと言うと、例えば寒い冬場では家の中は暖房を付けていないとすぐに寒くなってしまうため、暖房は付けっぱなしの状態になってしまうというお家もありますが、これは家の外壁温度が下がることによって家全体が外の温度で冷やされてしまうため、家の中も温度が下がってしまいます。
ですが、家の中の熱を逃がさない断熱材を入れることによって、暖房を消しても熱は逃げにくく、家の中が冷えるまで時間がかかりますし、外の寒さも家の中まで届きにくくしているため、暖房の付けている時間を減らすことが可能です。
これは夏にも言えることで、夏の暑い時期に冷房のスイッチを切っても涼しい状態を長くキープすることができます。冷暖房を付けている割合が減るため、省エネになります。
■現在は外断熱がオススメ!
断熱材は上記のような住んでいる人にとって良い効果をもたらしてくれますが、壁や床、天井などに断熱材を入れたとしても完全に断熱できるというわけではありません。
例えば窓やドアなどからも室内の空気が冷やされたり温まってしまうのです。そのため、現在ではお家を丸ごと断熱材を使用する「外断熱」というものが注目されています。
通常リフォームでよく行われている内断熱は、断熱材に結露が発生してしまうことで断熱の効果が年々薄れていってしまいます。しかし、お家全体を断熱材で包み込むことによって内断熱よりも長く効果を発揮し続けられるのです。
そのため、長く住み続けることを考えて外断熱と内断熱、どちらが良いのかを検討してみましょう。
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