2016年11月16日
介護リフォームはこんなことに気を付けよう
■将来を考えたバリアフリーリフォーム
家族を介護することになってから、考えることの多い介護リフォームですが、いずれは介護するかもしれないし、される側になるかもしれません。なので、介護するといったことになる前に、将来を考えたリフォームを行う必要があります。
例えば以前の住宅に多かったのが、扉など段差のある住宅です。この住宅を介護リフォームして、バリアフリーにすることは、介護の必要がなくてもできるリフォームとなります。
段差があることで転んだり、足をぶつけることもあるので、生活して行く中で、バリアフリーにした方が便利に感じることも多いでしょう。なので、まず将来的なリフォームを考えているのであれば、バリアフリーから始めましょう。
今後は年齢や家族構成も変わっていく中で、家族が暮らしやすい生活ができるリフォームを行うことが重要となってきます。
■リフォームならこの部分に注目
将来的に、自宅で介護ができるように、リフォームを行うのであれば、安全性が高く、介護しやすく生活しやすいリフォームが必要となります。そのため、注目してリフォームを行う場所はまずトイレになります。
介護もトイレの介助を行ったり、車いすでの移動となった場合には、トイレのスペースを広げたり、ドアを変更したり、手すりを設置する必要があります。これにより、お風呂場内にも手すりが必要となり、ユニットバスであれば、浴槽内の床が滑りにくいものや、開閉が楽なスライドドアにしたり、広さも十分に確保する必要があります。
玄関もリフォームが必要で、道路から自宅内までの間に段差があれば、スロープにしたり、フラットにしたりする必要があります。扉も引き戸のすることで、楽に開閉ができます。大きさも広く変えることで、車いすでも出入りしやすく、動きやすくなります。
他にも、室内の壁に手すりを設置したりしますが、壁の補強などを行わないと、安全に手すりを付けることができない場合もあります。介護リフォームは、事前にリフォーム会社に相談することで、本当に必要なリフォーム箇所がどこなのか知ることもできます。
介護する側にも、される側にも負担がなく、安全な環境で生活できるリフォームを見極めましょう。